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森の妖精 津の天然茸 ポルチーニ編

執筆者 | 6月 21, 2023 | コラム | コメント0件

7月に入って雨の日から2日後の朝、高い湿度の中車を走らせ森へと向かう。途中の野池でテールウォークする魚を見るが本日のお目当ては君ではない。

様々な自然界の刺客を気にしながら奥へと進む。心のアンテナを張り巡らし、欲望マシーンと化した私がやっけになって探すのは、ヤマドリタケモドキ。俗に言うポルチーニ茸、フランスではセップと言う。

実は三重県は茸にとってよい気候で、マイタケや天然では幻と言われるハナビラタケも近くのポイントであがる。ちなみに私は見たことがないトリュフまであがるという。

自然条件が重なって顔を出す妖精達。森の下生えの匂いを嗅ぎながら、その神々しい個体を摘むと、自然と思う森への感謝の気持ち。

人工的なブランドの食材だけがスペシャルではないと森が教えてくれる。